平成28年2月より一酸化窒素ガス（FeNO)測定機器を導入しました。
これにより呼気ガス検査が可能となります。喘息の患者さんは気道の好酸球性炎症を起こします。
そして炎症の反応の程度と肺内の一酸化窒素ガス濃度は比例して上昇することが解っています。
よって呼気ガス検査はその診断と治療効果の判定に有用な検査方法といえます。

検査方法は簡便で2回から3回機器に一定の割合で息を吹き付けるだけです。
長引く咳では咳喘息という病気があります。
喘息の亜型でゼイゼイ、ヒューヒューが見られないため見逃される危険があります。咳喘息では喘息同様にFeNOの上昇がみられそれと診断が可能です。
小児や長引く咳の診断に役立つ検査です。
保険診療で3割、1割の方は検査料がそれぞれ720円、240円です。